採用担当者が教える!宅配ドライバー応募時のチェックポイント


2023-03-27     フェリクシード Logicco , ロジッココラム


こんにちは!フェリクシードロジッコです。
「やればやった分だけ稼げる宅配ドライバー」という話を聞きつけて、弊社にもたくさんのご応募をいただいております。

基本的にすべての応募者様と面接をさせていただいており、弊社がお願いしたい業務内容と条件をお伝えし、応募者様のご希望、ご都合と合致するようでしたらご契約となります。
しかしながら、ミスマッチも少なからず発生しており、ご契約に至らなかったり、ご契約後にご辞退になるケースもあります。

そこで今回は、採用担当者がどのような点に着目しているか、これまで数百人の応募者に対応してきた筆者なりの視点でお伝えしていきます。

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【重要】稼ぎたい理由、事情があるか

なぜ今回応募してこられたのか、という理由や事情を、筆者はなるべくお聞きするようにしています。

これは、新卒採用にありがちな「御社の経営理念に共感して…」のような、かしこまった話を聞きたいわけではありません。

現実問題として、「稼げる可能性はあるけれど、大変なこともたくさんある宅配のお仕事をお願いしてよいかどうか」を確認したいのです。
「ご家族を養っていくため」「ローンの返済をするため」「資金をためて独立したい」等々。
正解があるわけではありませんし、プライベートな話にもなるので答えられる範囲で構いません。

しかし、稼ぎたい理由がある程度しっかりしている方のほうが、大変なことがあっても踏ん張りがきくのではないかと思います。

もちろん、特別な理由や事情がなくても、大変でも投げ出さずにお仕事に向き合ってくださる方であれば何の問題もありません。
しかし、大変さを認識せずに安易に「稼ぎたい」というだけですと、始まってから「こんなに大変だとは思わなかった」とすぐに気持ちが折れてしまいがちです。

無理に飾る必要はありません。純粋に稼ぎたいと思ったのなら、それで良いです。正直にお答えいただくことが、お互いのミスマッチを防ぐことにつながります。
履歴書にも志望の理由など記載する欄があると思います。文字にしづらいところもあるかもしれませんが、可能な範囲で書いていただけると、面接がスムーズにいくものと思います。

「年齢不問」とはいうものの…実際の傾向

昨今は求人原稿における制約もあったりして、年齢制限を記載しない場合があります。
実際、年齢だけで一律に判断はできません。
しかし、宅配ドライバーとして見た場合の一般的な傾向はあります。

▼60歳以上など年配の方の場合
体力面や足腰などお身体の事情に加え、スマホや専用端末の操作の習得が難しいというケースがあります。

今の時代、60代でも70代でもスマホをサクサク使いこなす方もいるので一概には言えませんが、総じて年配の方ほど端末操作の習得が難しい傾向にあります。

さらに、端末操作自体はミスがなければよいのですが、宅配の性質上、「正確さ」に加えて「速さ」も必要になります。

1時間に10件、20件と配達をこなさないと稼げるようになりませんし、そのためには端末操作はもとよりすべての動作が速くないといけません。
この部分、若い方と比べるとどうしても差がつきやすいところです。
また、実際にあった事例ですが「老眼のために伝票に記載の住所、部屋番号などの数字が読めない」という方もいました。

年齢で判断しないといっても、年齢の情報のみでは上記のような心配が生じるのも事実なので、そうした問題がないかどうか、包み隠さず正直にお話しいただいたほうが、お互いにとってミスマッチが防げると思います。

▼20歳前後の若い方の場合
なんといっても「朝が弱い」という傾向があります。

若さゆえ長時間の仕事が終わった後でも元気が余っており、夜スマホやゲームをしてしまって、朝起きられない等自己管理の甘さが出る場合があります。

もちろん若くてもしっかり自己管理できている方もいますが、こうした朝の遅刻に関することは中高年の方には少なく、若い方に比較的多く見られる傾向です。

宅配の場合、いかに朝早く積み込みをして担当エリアへ出発するか、お客様がお出かけになる前に荷物をどれだけ配達できるかというのも売上を伸ばすうえで一つのポイントです。
逆に遅刻が多ければそれだけで契約の継続に関わります。面接では自己管理を徹底していただける方かどうか、推し量ることが重要になります。

通勤可能な住所か

通勤が可能な距離であるか、ということは重要な確認のポイントになります。

宅配は朝早くて夜遅い仕事であり、体力仕事でもあるため、長距離通勤ともなりますと帰宅時に疲れて居眠り、朝も眠くて居眠り、という懸念があります。
ひとたび事故となれば、ケガや車両の故障など業務遂行にも支障が出ます。

現実問題として、宅配のお仕事は荷物量が多く稼げる地域とそうでない地域があります。そのため、稼ぎたいからと荷物量を求めて遠方から応募される方もいらっしゃいます。
しかし、上記のような理由からおすすめはしません。

また、遠距離ですとガソリン代がかかってしまうという面もあります。

なお、住所(住民票に記載の場所)と居所(実際に住んでいるところ)が異なる方は、実際の通勤距離を知らせる意味で、住所だけでなく居所も履歴書に記載しましょう。
また、転職に伴い近くに引越しをするお考えがある場合も、その旨を履歴書内に記載されたほうが良いでしょう。

職歴から向き不向きを推し量る

履歴書の中で一番大切ともいえる職歴欄。
「学歴・職歴不問」という求人であっても、やはりこの欄こそ、応募者の方の資質を推測するうえで大きな要素になります。
「宅配の仕事の経験者かどうか」というのはもちろん大きなポイントです。

しかし、未経験だからダメということはありません。
宅配未経験の方の職歴欄でも着目する点は多々あります。

  • 体力仕事をしてきたのか、デスクワークか
  • 長時間の仕事をしてきたのかどうか
  • 人とコミュニケーションをとる仕事をしてきたのかどうか
  • 一社当たりの在籍年数は長いか短いか
  • 職歴の記載がないなどの不自然な期間がないか

これらの記載内容だけで表面的にジャッジしているわけではありません。
こうした点を面接時の「会話の糸口」にして、応募者様の人となりや考え方を立体的に理解し、宅配ドライバーのお仕事が続けられそうかどうか、またどのようなコミュニケーションが効果的なのか、推し量らせていただいております。

作成日が古い、文字が汚い、紙がヨレヨレ

履歴書は、弊社では手書きでもパソコンやスマホで作成したものでも構いません。
ただし、人が見る者ですので、丁寧に書いてあることが望まれます。

一般的に履歴書の右上に記載がある「作成日」。面接日当日や近い日付などではなく、明らかに古い日付の場合、他社面接時に使用したものを使い回していると思われます。

たしかに記載内容に変わりはないのでしょうし、もったいないのもわかります。
しかし、それを「失礼だな」と受け止める面接担当者もいるかもしれません。

この点について、筆者は失礼云々というよりも、「失礼だと受け止められるリスクがあることを察知できる方なのかそうでないのか」ということが実務上重要だと考えます。

これは作成日の欄に限らず、文字が丁寧か乱雑か、紙がヨレヨレだったり折れ曲がったりしていないか、なども同様です。

これらはすべて、お預かりしている荷物を大切に扱えるか、不在票を書く際に丁寧に書けるか、お客様の気持ちを察して対応できるか、といったことにつながります。

受け手がどう思うかに想像が及ばない方の場合、現場でもお客様がどう思うかに想像が至らず、荷扱いが乱暴、言葉遣いが良くない、対応が悪いなどでクレームをもらいやすいものです。

* * *

採用担当者がどういった視点で履歴書を見ているか、面接時にどんなことを聞きたいと思っているのかがお分かりいただけたでしょうか。
弊社へのご応募はもちろん、他社様へのご応募でも参考にしていただければ幸いです。

面接は、ご契約して一緒に頑張っていけるかどうかを確認する場です。
どちらが上でも下でもなく、お互いにビジネスパートナーとして伝えるべき点は適切に伝え、ミスマッチがないようにして、良い面接、良いご縁にしていきたいですね。

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