宅配ドライバー「最初の3ヶ月」は何が大変?どうやって乗り越える?


2024-03-18     フェリクシード Logicco , ロジッココラム


こんにちは!フェリクシードロジッコです。
軽貨物で宅配の仕事を始めてみたものの、「思っていた以上に大変だった」とすぐに辞めてしまう人がいます。
ラクして稼げる仕事などめったにないですし、軽貨物にも大変さはあります。

そして、多くの仕事と同じく軽貨物の宅配においても、特に大変なのは最初です。
「最初の3ヶ月」を乗り越えられれば、長く続けられる見通しは立ってくるでしょう。

そこで今回は、軽貨物の宅配で最初の3ヶ月何が大変か、どうすれば乗り越えられるかを考えてみます。

【体力面】常に身体+頭脳をフル回転!

軽貨物の宅配の大変なところ、1つ目は体力面です。
単に肉体労働だから、というだけでない意味での体力面での大変さがあります。

宅配の場合は、朝早くて夜遅いです。一日のうちの数時間だけ、と時間を選べる案件もありますが、ガッツリ稼ぎたいとなると朝から晩まで仕事はあります。
そして、単に長時間というだけではありません。
まずは積込みをいかに短時間で終えて出発するか。配達エリアに着いたら荷物の取り出し、受け渡し、端末操作、次の配達先へ移動、という一連の動きを繰り返し続けます。

もちろん誤配は許されないので、正確を期すために確認作業は手を抜けません。しかし、確認作業ばかりに時間をかけていると、配達効率は上がらず、時間内に配達が終わらなくなります。大量の荷物を時間内に配るために、無駄のない動き、スピーディな動きが終始求められます。

このため、漫然と体を動かすのではなく、確認作業を怠らない一方で、次の動作、次の配達先のことを常に考え続ける。頭のほうもフル回転を続けることが、効率と正確性を両立するためには欠かせません。集中力が必要です。
余計なことを考えていると、効率があがらないか、ミスが起きます。
身体も頭脳も使い続けるので、一日が終わると、最初のころは本当にクタクタになります。

単に長時間、単に肉体労働ではなく、身体と頭脳を働かせ続ける仕事である、という認識を持つこと。むしろ、正確さと効率の両立という意味では、肉体よりも頭脳を働かせることが重要と考えても良いでしょう。
そのためには、体力づくりも大事ですし、頭が働くように睡眠や食事もしっかり摂ることが大事です。

【メンタル面】冷静沈着。今できるベストを尽くす!

軽貨物の最初の3ヶ月で大変なところ、2つ目はメンタル面です。
一人で配達するので、「自分のペースで出来る」「人と会話せずに済む」「ストレスは少ない」といった思い込みでこの仕事を希望される方がいますが、意外と他者とのコミュニケーションはとりますし、メンタルの強さを要求されます。

時間に追われる

まず、何より「時間に追われる」という点があります。
配達時間帯が指定されている荷物が間に合わなそうなとき、積んだはずの荷物が見つからないとき、道がわからなくなったとき、予定通りに事が進まないと焦ってきます。
焦ると、普段なら起こさないような事故やミスを起こしてしまいます。そしてもっと焦り、悪循環にハマります。

まずは落ち着く。
そして、気持ちを切り替えて現時点でできる最善を尽くしましょう。
時間に間に合わなそうなときは、ルートや配達順を見直す、誰かヘルプを呼ぶ、お客様に連絡する等。
荷物が見つからないときは、車内の狭いところに落ちていないかや、そもそも本当に積んでいるのか等も含めて確認するとともに、時間帯指定のない荷物であれば一定時間探してないならいったんスルーして次に行くなどの判断もアリです。

性格的によるところもあるので、元々感情の起伏が少なく冷静さが保てる人は良いでしょう。
焦りやすい、落ち込みやすい等メンタルが強くないと思う人は、そうした自分の性格を理解したうえで、少なくとも業務中は何があっても気持ちを乱さないように努めてみてください。

対人コミュニケーション

宅配ドライバーは、配達先のお客様や発注元の社員とのコミュニケーションがある程度発生する仕事でもあります。
お客様もそれぞれの都合や事情があり、急に配達時間の変更を依頼してきたり、ご自分の都合や感情をドライバーにぶつけてくることもあります。

発注元の社員も、様々な指示や要望をしてきます。
業務上の必要性や緊急性が理解できるものもあれば、時に理不尽に感じるようなこともあるかもしれません。

ドライバーとしては言いたいことがあったとしても、感情に任せて言い返しても、良いことはありません。
まずは目の前の配達を正確に迅速に行うのに必要な作業や対応に集中する。そのうえで、何等か相手に対して伝えることや求めることがあるなら、組織や手続きに沿って、賢く冷静に対処するようにしたほうが良いでしょう。

【経済面】最初は報酬少なくても、毎日増やす!

軽貨物の最初の3ヶ月で大変なところ、3つ目は経済面です。
個人事業主として開業するとなると、ほかの仕事であれば、資格や許認可、設備投資など、それなりの手間や労力、資金を要するでしょう。
しかし、軽貨物の場合、普通運転免許さえあれば他に資格は不要、車と健康な体があれば誰でも始められます。
そして、車両も購入となれば数十万円必要になりますが、レンタルやリースの場合は月々の支払となるので、開業資金は抑えられます。

とはいえ、全くお金が要らないわけではありません。
まず、車両の維持費として、月々のガソリン代は先に発生します。案件にもよりますが、1日に100個以上配達するような宅配であれば、配達距離の短い都心部か、走行距離の多い地域かにもよりますが、1ヶ月で2~5万円くらいはかかってくるでしょう。

そして、個建(歩合制)の案件の場合が特に顕著ですが、最初のうちは配達個数が少ないため、当然売上額も少ないです。
最初の1ヶ月目に関して言えば、ガソリン代や必要経費を差し引いたら思ったよりも少ない、ということもあり得ます。
最初の1ヶ月目の明細書を見て落胆するのではなく、ここがスタート、最低ラインだと思って、プラス思考でどこまで伸ばせるかを考えましょう。

発注元によっては、最初のうちは一定期間、最低額を保証してくれるような場合もありますが、そうでない場合は本当に配達個数のみで売り上げが決まります。
一日一日、配達個数が少しずつでも伸びていくことをモチベーションにしていくことが非常に重要です。
実際、多くの荷物を運べるようにさえなれば、同年代の会社員では稼げないような報酬を手にすることもできるので、一歩一歩でもそこに近づいているという実感を持っていきましょう。
なお、売上げが確定して、手元に報酬が振り込まれるまでにも1ヶ月から2ヶ月かかるため、少なくとも最初の2~3ヶ月分くらいはガソリン代をはじめとする必要経費や最小限の生活費がある程度賄えるだけの蓄えがあると、気持ちに余裕をもってスタートできます。

まとめ

始める前に何が大変なのかを理解しておけば、始まってから「こんなはずではなかった」とショックを受けずに、冷静に受け止められると思います。そして、どうすればよいかを考えることに気持ちをより早く向けられるのではないでしょうか。

ぜひ、最初の3ヶ月間何が大変なのかを正しく認識し、どうすればよいかという建設的な考え方にエネルギーを向けるつもりで、この仕事をスタートしていただきたいと思います。

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